海外転職マニアである筆者が、タイにおける採用の面接で「あなたがタイで働きたい理由は?」という面接官から必ず聞かれるであろう質問に対して全てのベストな回答をまとめてみました。
なんとなくタイがいい、アジアなら正直どこでもいい、という人には役立つ記事内容となっています。
必ず聞かれる質問でマイナス評価となるのはもったいないと思うので、準備としてチェックしましょう。
あなたの状況にマッチした回答がみつかればと思います。
※本記事にはPRが含まれます
そもそもタイは世界でどういうポジションなのか
「タイで働きたい理由は?」という答えの前に前提として、タイが働く国としてどういう環境なのかを理解しないと適切でロジカルな回答は出せません。
・アジアの製造業のRegional HQ(本社)が集まるモノづくり企業のハブ
・インフラが整っており生活環境が良い
・日本人が7万人住んでおり、日本食や日本人向けサービスが豊富
・旅行先としても世界から人気で、日本人にも馴染み深い
・東南アジアやアジア太平洋(APAC)へのアクセスが良い
・バンコクは多国籍で多様性に寛容
回答例① 多国籍で優秀な人材と切磋琢磨してスキルを高めたい
ありきたりではあるが、前向きな理由としては、より強いビジネスマンと競うことで自分の能力を高めたいという理由。
グローバルな製造業や食品企業でタイにアジアHQを置く会社は多いです。
そこに世界から優秀な多国籍な人材が集まり働いているのは事実。
そういった人たちとネットワークを作ることも、その出会いから触発されてモチベーションを高めること理由の一つに考えられます。
多国籍企業も多いマーケットで日系企業のプレゼンスを上げていく使命もアピール可能。
回答例② 東南アジア全域で活躍したい
タイは東南アジアもしくはアジア太平洋地域の製造業企業の本社となっており、周辺各国へ出張する仕事も多いです。
なので、東南アジアの一か国に興味はなく、全体を俯瞰した仕事をしたいんです!というのも一つの理由となります。
昔はシンガポールに東南アジア地域本社を置く企業が多かったですが、近年、より製造現場に近いタイに本社を置く企業がかなり増えています。
SONYやPanasonicなどはマレーシア、LIXILなどはインドネシアに域内本社を構えているケースもあるので、ここは面接前に会社ごとに必ずチェックしましょう。
回答例③ 留学先や婚約者がシンガポール
これは個別具体的なケースになり、皆が使える理由ではないですが強力です。
彼女、婚約者、妻がタイ人と言われればそれ以上ツッコミようがありません。
しかも今後もタイで長く働いてくれそうな予測も立てやすいく、離職の不安もある程度は払拭できます。
なにかタイに根ざす個別具体的な理由があれば強力です。
留学していた、不動産を買った、タイ語を日本で勉強していた、インターナショナルな子供の教育でもいいと思います。
その他の失敗する悪い回答例
タイで働きたい理由として弱いなと思うのもいくつか紹介したい。
・旅行で行ったことがある
・日本人向けのインフラなど生活環境が整っていて住みやすい
・アジアの成長を感じたい、タイとの架け橋になりたい
確かにタイには日本人が7万人ほどいると言われています。
なので、ドンキホーテ、薬のツルハ、伊勢丹、高島屋、吉野家、かつや、ミスド、などなんでも揃っていおり、実現しようと思えば日本と変わらない生活が送れます。
旅行先としても日本人にも世界中からも人気です。
ただ、これらは理由としても薄いですし、他の国でも適用できる理由となり、本当にタイではないといけない理由とはなりません。
今ではシンガポールでもマレーシアでも日系企業が多く、日本と変わらない生活が送れます。また、旅行先としてもどちらの国も人気ですよね。
アジアの成長を感じたいというのは、かなり良くある回答なのですが、海外で働く理由にはなりますが、タイで働きたい理由としては的を射ていません。
しかも、成長を感じてあなたはどうするの?という感じです。
コンサルタント業界などのロジカルな思考が求められるポジションであれば、選考で落とされる可能性が高いです。
また、本音では日本の窮屈な社会ではなく、タイのリラックスした社会で楽をしたい、のんびりしたいと思っていてもそれを正直に伝えるのが良いかは考えた方がいいです。本音と建前というのはあるものです。
以上、「あなたはなぜタイで働きたいの?」に対するベストな回答と悪い回答の例でした。
あなたの考えに一番しっくりくる理由を使ってみてください。他にもこれがいいよというアイデアがあれば、コメントに残してもらえればと。
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