シンガポール現地採用で年収1,000-2,000万円を超える求人はあるのか?職種や転職難易度はいかに?

年収1,000万円というのは、日本では俗にいう「お金持ち」を示す基準です。

大手金融企業や総合商社では30代中盤くらい、大手メーカーで40代後半で役職がつけば到達できる水準でしょうか。外資系コンサルだと年収1,000万円に到達するのはもっと早く20代後半くらいかと思います。

シンガポールは東京以上の物価ですが、税金面では所得税が最高22%なので、最高税率45%の日本と比べると手取り額では多く残ります。

また、現地採用でアジアに転職した場合は、家賃を中心とした物価が低いので額面の給与は下がります。ただ、シンガポールであれば、額面の給与は日本水準を維持できるので、可処分所得よりも額面給与が自分の価値だ!と考える人にはシンガポールは向いているかもしれません。

では、果たして実際にシンガポール転職で1,000万円または、2,000万円を超える求人はどれほどあるのか、またどんな職種なのかを見ていきましょう。

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シンガポールで年収1,000万円を超える求人

近年の円安で、2022年10月時点では1シンガポールドルは102円でした。数年前は80円台だったのですが、円の下落により為替状況は変わりました。

ここでは、分かりやすく1シンガポールドルは100円で計算します。なので、年収1,000万円には、年収10万シンガポールドル必要です。

ここでは、海外勤務求人や外資系求人で有名な転職エージェントJACの求人サイトを見てみましょう。

日系クライアント対応の購買調達マネジャーポジションで、年収12万シンガポールドルの求人がありました。

日本円で年収1,200万円くらいになります。実際の求人には手当、医療補助、有給もありと書いてありました。

グローバルIT企業の財務経理マネジャーで年収1,000万円を超える求人もありました。最大120,000シンガポールドル+業績ボーナスですから、年収1,500万円くらいは最大もらえそうですね。

日系ITコンサル企業で、金融機関向けシステム導入プロジェクトのPMO(Project Management Office)ポジションというのもありました。

その日系企業は東証一部上場の企業のようで、このPMOポジションはシンガポールのみならずASEANで活躍できるポジションのようです。

スキルを分解すると「IT(システム)」x「コンサル」x「金融」x「プロマネ」x「英語」のスキルが求められるわけですから、年収1,000万円というともっと高収入でもいいように感じます。

シンガポールで年収2,000万円を超える求人

日本でも年収2,000万円求人もありました。

職種は企業内弁護士および法務・コンプライアンスマネジャーのポジションです。

AWS(Annual Wage Supplement)つまり13ヶ月目の給与とも呼ばれる1ヶ月の固定ボーナスのことですが、そのボーナスも込みの年収です。

海外拠点で弁護士という契約書を添削する仕事なのでビジネスレベルの英語力も当然必要になってくるかと思います。

弁護士の給与は日本でも当然高いですが、2,000万円もいくケースはなかなかないのではないでしょうか。

シンガポールで年収1,000〜2,000万円もらえる求人の特徴

4つの高額求人の例を出しましたが、特徴は専門的なスキルの掛け合わせです。

専門職種:購買、経理、法務、IT、コンサル

ポジションレベル:マネジャー

語学:英語ビジネス

この3つのスキルの掛け合わせがポイントとなります。特にコアとなる専門職種が大事です。

残念ながら、営業やアドミンとかでは中々年収1,000万円に到達する求人はありませんでした。

シンガポールで海外経験を積むとキャリアとしては箔がつくので、いずれ日本で働くとしても人生の長い数年働くのは大いにありかと思います。

もちろん、シンガポールは日本人に人気の国でシンガポールでの生活が気に入れば、そのまま住み続けるのもありです。

海外勤務・海外駐在で年収800万~1,500万円以上の仕事を得る方法

結論、ファーストステップとして行うアクションとしては、転職エージェントへの登録です。

求人の紹介をしてもらうには、じっと待ってウェブサイトを眺めていても進みませんから、転職の相談や求人を紹介してくれるエージェントにサクッと登録して次に進みましょう。

おすすめは今まで求人の例として紹介してた駐在案件やグローバル案件に強い転職エージェントJACリクルートメントへの登録です。

日本本社が採用している海外駐在求人を扱っているのがJACの日本で、もちろんJACのシンガポール法人と連携もしているので、日本にいて特に駐在案件や海外出張案件のポジションを狙っている人におすすめです。

無料でプロの就職コンサルタントに相談できて適切なアドバイスを受けれるので、キャリアプランの相談だけでもしてみよう。

しかも、エージェントは求人サイトにはない非公開求人をたくさん持っていたりするので、掘り出し求人が見つかるかもしれない。

求人サイトでおすすめなのが、利用者急増中の会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』である。

プロフィールを登録するだけで企業のリクルーターやヘッドハンターから声がかかる。

しかも高収入の求人がメインなので、高い給与の海外案件を狙っている人にはおすすめです。

プロフィールを登録しないと声がかからないので、ぜひ登録してみよう。

最後に紹介するのが日本最大の人材企業リクルートが運営するリクナビNEXTという求人サイト。

案件は海外で絞ってざっと見ることができるが、登録することでマッチングされたり声がかかるので、どんな企業から声がかかるのか知りたいような受け身の転職をしたければプロフィールを登録することをおすすめします。

海外に興味あることを登録しておくと、マッチした海外求人が入った時に連絡がくるので便利だ。

ということで、3つのサービスを紹介しましたが、全てのサービスに登録して網を広げてください。どのサービスから理想の求人が入るか分からないし、どのサービスも無料で5分程度でサクッと登録できます。

この手間を惜しむ理由はないので、サクサク登録して効果的なシンガポール就職を実現させよう!

特に営業など技術職や専門スキルなどのない人は幅広く情報のアンテナをはることで好きな仕事に出会えます。