2024年2月に発表されたJACの2023年度通期決算戦略説明会から海外事業のみピックアップして海外の人材業界の動向を読み解いてみました!
国内は順調に売上高も利益も伸ばしているようです。
一方、海外事業は売上は伸ばせていますが、利益は出せていないみたいです。
具体的には海外事業は36億円の売り上げを上げているが、利益は7,600万円のみ。世界全ての拠点を合算してこの利益だとあまりうまくいっているとは言えなさそうです。
昨年比較で言うと売上は9.7%伸びているのに、利益が19.8%下げている状況。
グラフを見れば分かりますが、2021, 2022, 2023と国内人材紹介と海外は増収しているみたいですね。
額と伸び率をみると日本国内マーケットは活況のようですね。
おもしろい図としては、日本人は平均1社に12.3年も勤めて、人生で1.5回のみ転職するようです。
ドイツが低いというのが驚きで、韓国が高いのも想定外です。
海外事業のみのコメントを読むと欧米諸国は業績が伸びていて、新しい拠点を開設する一方、香港は2023年9月に閉鎖。
中国マーケットからは撤退したみたいです。
2024年の取り組みとしては、中国から欧米へシフトしていくみたいですね。
また、海外事業のヘッドオフィス機能を日本本社に集中させるみたいです。
収益性の低いマーケットのオフィスは閉鎖して、収益性の高いマーケットに移行していくのは企業としては当然でしょう。