【面接対策】「海外で働きたい理由は?」と聞かれたときのベストな回答例!就活で失敗しない!

就職活動で「海外で働きたい!」ということを志望理由にしていると、面接官からは必ず「なぜですか?」と聞かれます。

その海外勤務志望理由に対してどう答えるのがベストなのか回答例集を紹介します。

回答例からあなたに最もフィットする海外で働きたい理由を面接で使ってください。

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まず、企業側の目線で考えよう

海外で働きたい理由を言われる側の企業側目線で考えてみましょう。

企業がこの理由を聞くのは、海外事業においてあなたが貢献できるかどうかの一点です。

「旅行レベルで海外生活に憧れているだけではないか」などを企業は不安に思っているかもしれません。

シビアな言い方をすると企業から見たらあなたの海外で働きたい!という夢を実現させることでは一円の利益にもなりません。

企業が求めるのは、海外でビジネスを行っている企業であれば、そこでビジネスを拡大させてお金を稼いでくれるかがポイントです。

なので、「(あなたが)いかに海外で働きたいこと」を自分中心かのようにアピールするより、「(企業が)あなたを採用することで海外ビジネスで儲けられる」を他者目線でアピールした方が採用には繋がります。

ファーストステップは企業の海外ビジネス研究

前章で企業目線で「海外で働きたい理由」に対する回答を考えようといいましたらが、次のステップとしては企業研究です。

企業の海外ビジネスについて徹底的に調べましょう。

何名くらいの従業員が、なんの職種で働いているのかを理解しましょう。

例えば、BtoCの消費財メーカーのマーケティングポジションを目指すとします。

ただ、海外で現地の消費者向けにマーケティングをやりたいというのは難しいです。

理由は、現地の消費者の嗜好、文化、宗教はローカルの優秀なマーケティング人材を採用した方が効果的だからです。

他にも海外でビールの営業をしたい!といっても飲食店やスーパーに外国人である日本人が営業をかけることはありません。

一方、日本の親会社が海外に進出するときに海外現地法人の財布を他国の人に握られることは怖かったりします。

勝手に不正送金されたり、裏帳簿を付けられていたりすれば大きな損失となり、会社の信頼も失います。

そういった領域はまだ日本人の海外での活躍の余地があります。悪く言えば日系企業がローカライゼーションできていない領域を狙うのです。

他にも製造業の技術職などの領域で現地の人たちに職人技を教えるような仕事も日本人が海外で活躍できる領域です。

そういった採用する側の懐状況やニーズを把握して、そのニーズに合致するような回答をしましょう。

ただ、闇雲にあなた側の海外で働きたい事情を伝えても響かないことが多いです。

なんのスキルもない人はどう回答すればよいか?

とはいえ、中々海外に残せるような技術や、海外現地法人を管理できるようなスキルがなかったりする人が世の中のほとんどだと思います。

そういった人は企業側のニーズは満たすことが難しいとしても、少なくとも自分側の主張の根拠などは論理だてて説明できるようにしましょう。

あなたが海外で働きたいと思ったきっかけ(イベント)はなにか?どういう体験をして、そう思ったのか、そしてそれを実現するためにどういう努力をしたのか?

悪い回答例3選

・海外と日本の架け橋になりたい

一番良く使われて、よく分からない理由の筆頭に上がるフレーズが、「●●(国名)との日本の架け橋になりたい」というやつ。
比喩というのは理解した上でも、聞き手からしたら橋になってどうするの?という感じです。キレイな比喩なので、就活生が良く使うため独り歩きしてしまった感じの言葉です。
そんな右から左に情報やモノを渡す橋渡し役みたいな人を雇っても利益を産み出せる感じがしないし、ふわっとしていて海外で働きたい理由を言語化して落とし込めてないんだなと論理的な人だと思います。

・英語を使って、英語力を磨きたい

この理由の悪いところは、目線が自分にしか向いていないという点です。冒頭伝えたように、企業からしたらあなたの英語の教育機会を提供するために採用するわけではないです。

英語力を磨きたかったら留学するなり英会話学校に通ってください。
なんか英語使っている人がカッコいいなという憧れはあると思いますが、それをそのまま企業にぶつけても、自分大好きな学生みたいなイメージを与えてしまいます。

・将来はグローバルに活躍したい

これはもってのほかで、海外で働きたい理由を聞いているので、他の言葉に言い換えて、同じ内容を繰り返しているだけです。
「将来はグローバルに活躍したい」理由を面接官は聞いているのに、おうむ返ししていることと同義です。

良い回答例3選

・「御社の海外事業である●●プロジェクトについて、●●に改善余地があり、私が参画したら、●の実績/能力があるので、●●で貢献出来て、●●円くらいの利益がでると思う」

良い点は具体性です。きちんと会社のことも調べているし、それを実現するための実績/能力もあり努力をしている。

具体的な貢献役割も示し、数字で示すことで説得力も高い。

ここまで完璧に答えられる人は少ないと思いますが、完全回答のイメージを持つことは大事です。

例え回答として外れていても、具体性のない「架け橋になりたい」みたいなことを言われるよりはいいかと思います。

●●円の利益とかは特に根拠がなければ言わなくても良いです。

・「日本を救いたい!日本のプレゼンスを再び高めたい!Japan As No1の時代を取り戻したい!」

この理由は最初に紹介した良い例より圧倒的に皆にとって使いやすい理由になります。

しかも、海外で働きたい人はだいたい留学経験者やバックパッカーだと思うので、自分の体験とも結びつけやすい。

例えば、留学していて学生のほとんどが、中国人や韓国人で、しかもその学生達が日本人より圧倒的に英語ができて、朝から夜まで猛勉強している。

この経験を通して、日本の世界におけるプレゼンスに危機感を感じました。と誰でも言いやすいのがポイントですね。

昔のJapan As No1や時価総額ランキングのほとんどが日本企業だった話を持ち出してもいいです。

こういった昔の日本と言うのは面接官となるおじさんほど憂いているし、その時代を知っていたりするので共感を呼び起こします。

・「日本の●●(製品/サービス)を世界に広めたい。そのために●●をしました。」

この理由も留学系の話と同様に学生や社会人の実体験と結びつけやすいです。

「留学先で日本ではいつも使っている●●がないことに気づき、この便利な製品/サービスを海外に広めたいと思いました。」「旅先で御社の製品/サービスに助けられ、もっと世界に広めたいと思いました。」などがありきたりですが、 経験と志望理由を結び付けられる典型的な理由となります。

その典型的な理由から一歩踏み込むと、それを実現するためになにをしたかを示せること。

これは全体に通じる話ですが、「●●したい!」というのは願望なので誰でも言えます。それプラス「それを実現するために●●をしました。」という行動力が伴っているかが実体験との結びつきとなります。

例えば、「海外で働きたいです!」という理由はぼんやりしていますが、「海外で働きたいので、TOEICを留学せずに猛勉強して950点取りました!」となると、本気でこの人は海外で働きたいのだなというのが伝わるし、行動や努力も一気に感じられます。

海外の志望動機の大事なポイントは?

良い例と悪い例を3つずつ挙げましたが、ポイントは以下です。

・自身の実体験と結びついているか

・自分ごと(自分都合)とはなっていないか

・きちんと企業の海外事業や海外ビジネスの方向性を調べているか

・具体的な数字、能力、実体験などを示せているか

・海外勤務実現のための行動や実績を既に残せているか

最後に「本気でそう思っているか」というのも改めて考えてみましょう。

本当にそう思っていない志望理由は深く突っ込まれるとどこかでボロがでるし、言っている本人もしっくりこないです。

改めて経験の振り返りや、自身の考えを紙に書き出すなどして、ボヤッとした海外の志望動機を整理しましょう。

具体的な一歩を踏み出そう!

海外で働きたいという志望動機について実例を交えながら解説しました。

実は一番伝えたかったのは、具体的な一歩を踏み出そうということです。

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