昔から世界の中心、経済の中心であるアメリカで世界一の人材と働き、世界一の技術を身に着けたいと思っている人は多いはず。
GAFAMを始めとする、Google, Amazon, Facebook, Apple, MicrosoftなどのIT企業も全てビジネスの中心としているのはアメリカです。
新しいユニコーン企業も次々と生まれ、世界のアイビーリーグで知られる有名大学もビジネススクールも全てアメリカにあります。
そんなアメリカで働いたり、生活することは自身の成長に必ず繋がると思います。
アメリカ・北米で就職・転職したい方向けに海外転職マニアの私が絶対に登録すべき転職エージェントや求人サイトを全て公開し徹底比較しました。
※本記事にはPRが含まれます
JACリクルートメント
海外で最大級のネットワークを持つ人材紹介会社のひとつであるJACリクルートメント!アメリカ含む海外で転職活動したことがない人は聞いたことがない人もいるかもしれませんが、海外では非常に存在感のあるエージェントです。
東京証券取引所にも上場していて、人材紹介専業の会社としては上場企業の中で日本国内一の売上を誇っています。
実は私はJACリクルートメントにも転職相談しに行ったことがあるのですが、ハイクラスの転職にも強みを持っているためか、スーツをバシッと着たコンサルタントがしっかりと海外転職のアドバイスをしてくれました。
JACの特徴を説明しておくと、
- 外資系に強い
- 海外転職に強い
- ハイクラス転職に強い
ということです。
他にも両面営業をしているのが大きな特徴です。
両面営業とは、求職者担当と企業担当を1人でこなすことです。分業ではないので、転職エージェント内での伝達ミスや遅れが発生しにくいです。メリット・デメリットありますが、対応のスピードや質を優先するならJACですね。
日本在住の方は日本のJACリクルートメントへ登録すると良いです。アメリカ現地法人所属の求人はないと思いますが、日本企業に所属するアメリカ駐在案件やアメリカ出張ベースの非公開求人はあるかもしれません。
私も利用したことがありますが、海外就職を専門に扱うジャパンデスクが東京の神保町にあります(支店は全国にあります)。そこから世界の案件を一括して相談でき世界の各拠点へ繋いでくれます。登録は5分ほどで終わり、全て無料です。
Pasona N A, Inc
Pasona N A, Incは、日本の大手人材会社パソナがアメリカで運営する人材サービス企業です。
1985年にニューヨークに本社を置き設立された人材会社で、2020年3月時点で295名の社員がいるようです。
「アウトソーシング・請負、コンサルティング、人材紹介、人材派遣」などの事業内容を展開しております。
ニューヨーク、シカゴ、デトロイト、ダラス、ヒューストン、アトランタ、サンフランシスコ、オレゴン、サウスベイなどに拠点があります。
QUICK USA (クイック)
アメリカで大手人材紹介会社が進出していない中、中堅である程度の規模で人材ビジネスをアメリカで行っている会社。
実際に求人を見てみると、製造業の経理や、営業補佐、日系食品メーカーで品質管理の仕事などがありました。
クイックUSAについて
QUICK USA, Inc.はロサンゼルス、ニューヨークを拠点に、現在アメリカで活躍中の社会人や留学生の求職者皆様の日系企業への転職・就職をサポートする「転職・就職エージェンシー」です。経験と実績豊富なリクルーティング・コンサルタントがご希望等を直接うかがった上で、アメリカでの転職・就職の実現に向けて的確なアドバイスを提供しております。満足のいくキャリアを私達のサービスとともに見つけてください。
「関わった人全てをハッピーに」
クイックグループの経営理念にもとづき、求職者の皆様には頼りになるリクルーティング・コンサルタントとして、企業の経営者・人事担当の皆様には、プロフェッショナルな人事採用戦略のパートナーとして、誠実に且つ確実に、そのニーズにお応えしてまいります。
Actus
ニューヨーク、シカゴ、デトロイト、ダラス、サンフランシスコに拠点を置く人材紹介会社。
最新の求人が多数掲載されていて、求人の説明から応募までをきめ細かくサポートしてくれます。
日本人のコンサルタントがたくさん在籍しているので、日本語で相談できます。
コンサルタントの顔や紹介がウェブサイトからしっかり見えるので安心です。
テルコ・ワインバーグ
テルコ・ワインバーグはカリフォルニアにある人材紹介会社。
若干個人が前に出た会社のように感じますが、カリフォルニアで仕事を探している人であれば、一度相談に行くのはありかもしれません。
リクルートエージェント
日本で最大手の大手総合人材会社。
転職で有名なリクルート・エージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1と言われています。
実績豊富なコンサルタントがあなたの転職を成功に導いてくれる。
リクルート・エージェントに登録すべき3つのメリットを紹介します。
1. 担当キャリアアドバイザーが、面談を行う中であなた自身まだ気づいていな強みを発見してくれます。
2. 転職マーケットの動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介してくれます。
3. 履歴書、職務経歴書や面接のアドバイスを行うだけでなく、キャリアアドバイザーからも企業にあなたの強みをアピールしてくれます。
こちらも海外現地法人の求人はないと思いますが、アメリカ駐在案件や海外出張ベースで行ける仕事や、海外に関われる案件は最大手なのでリクルート・エージェントから紹介してもらえるかもしれません。
ランスタッド
オランダに本社を置く人材サービス世界第二位のランスタッド。英語を使ったり、海外出張したり、そもそも外資系企業で働きたいのであれば、外資系の人材会社に登録してみるのもありです。
グローバルで年間20万人の転職サポート実績を持っているのは驚異的な数字であります。
キャリアップ転職で、「海外」という勤務地を指定しただけで、54件の海外求人が出てきました。
アメリカのランスタッドの現地に日本人の転職サポートするデスクは置いていませんが、日本にいてアメリカに関わる仕事を探している人は、一度登録して無料相談を受けてみると良いでしょう。
日系にはない外資系ならではの一味違った求人が紹介されるかもしれません。
「海外経験あり」「新規立ち上げメンバー」「残業少なめ」などのキーワードからも求人を絞れます。
DODA(ドューダ)
日本最大級のエージェントサービスを提供するパーソルキャリアのDODA(デューダ)。
大手優良企業の求人が中心になります。
勤務地を「海外」と選択すると、296件の求人がヒットしました。
dodaエージェントサービスに登録するとあなたの適性に合った求人を紹介してくれたり、非公開求人を含む約10万件の求人からリクエストに応じた求人を紹介してくれます。
自分の魅力を最大限に発揮するための履歴書や面接のアドバイスなども無料でしてくれるようなので、日本にいる方は一度エージェントサービスを使ってみてはどうでしょう。
リクナビNEXT
日本最大、世界第三位の規模を誇るリクルートの転職サイトリクナビNEXT。
毎週2.6万人以上が新規登録しているという驚異的なメディア。
実際に転職した人の約8割がリクナビNEXTを利用しているので、転職活動しているあなたも是非サクッと登録しておきましょう。
勤務地を「海外」と選ぶことができ、その海外の中でも細かい国やエリアを選ぶことができます。
登録した方にだけ企業からスカウトメールが届くこともあります。企業側があなたの経歴を見て紹介をしてくれるので、マッチした求人が向こう側から紹介されることが多いです。リクナビNEXTは海外関連求人にも対応しているのが嬉しいですね。
BIZ REACH(ビズリーチ)
「ハイクラス転職」「グローバル企業」「海外勤務」このどれかにピンときたら、会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』に登録しましょう。
ヘッドハンターと求職者を繋ぐプラットフォームになっており、高価格帯の求人を専門に扱っています。
今のところ会員数80,000名以上、掲載求人数5,900件以上ヘッドハンター520名以上の日本最大級のハイクラス向け転職サイトとなっております。
海外で働きたいけど、良い給与の会社で働きたいと考えている優秀層や管理職の方は登録しておきたいサイトです。
あなたの履歴書を登録するだけで、ヘッドハンター達から声が掛かります。
履歴書やプロフィールを最後まで登録しないと、ヘッドハンターや企業から声が掛かることがないので、きちんとBIZREACHサイト内でレジュメの登録まで完了させましょう。
海外転職前に絶対に確認すべき7ステップ!
海外転職のプロである私が、アメリカ転職に失敗しないために7個のステップについて順を追って説明します。事前準備やエージェントに登録する前に知っておきたい知識を教えます。目次だけ説明すると以下のような流れ。
- 複数のエージェントもしくは求人サイトへ登録
- 海外現地の給与相場を把握
- 海外駐在員と現地採用の雇用形態の違いを理解
- 自己分析をして転職の軸を確認
- 履歴書、職務経歴書、英文レジュメを準備
- 海外転職の選考プロセスを理解
- 英語力を強化
1. 複数のエージェントもしくは求人サイトへ登録
上記でエージェントを紹介しましたが、必ずいくつかのエージェントに登録しましょう。というのも、エージェントによって扱っている求人が違います。網羅性を確保するためにも複数のエージェントに登録することを推奨します。
とはいえ、あまりにも多いと沢山のコンサルタントから連絡がきたり、自身で情報が管理できなくなるので2~3個のエージェントもしくは求人サイトに登録することをおすすめします。
2. 海外現地の給与相場を把握
海外となると物価が異なってくるので給与水準も変わってきます。例えば日本より物価の低い東南アジアの新興国に転職しようと思うと当然あなたの年収は下がります。
一方、物価の高いアメリカやヨーロッパ、シンガポール・香港であれば日本での同程度の年収もしくはそれ以上の給与を確保することができます。
国ごとにそれぞれ給与相場があるので、いくつかの実際の求人を比較して給与相場というものを把握しましょう。いざ内定のオファーが出たときにそのオファー額が高いのか低いのか分からなくなるという事態を避けるようにして下さい。
実際の求人を比較する方法以外にはコンサルタントに相場感を聞くというのもありです。
3. 海外駐在員と現地採用の雇用形態の違いを理解
海外で働くと一口に言っても2つの雇用形態があります。駐在員と現地採用は、それぞれメリット・デメリットがあるのでしっかり理解しましょう。
まず大きく違うのが、海外駐在員は日本の会社に所属。一方、現地採用は現地の法人に所属となります。
一般的に言って、海外駐在員の待遇は現地採用よりも良いです。
【海外駐在員のメリット・デメリット】
- 日本本社所属となるので、給与が高い
- 福利厚生も良い
- 海外旅行保険が適用される場合が多い
- いずれ日本へ帰国する辞令が出る
- 但し、どこの国でも案件数はほぼゼロに等しい
海外駐在員は誰もが憧れるポジションとなりますが、結論から言うと海外で駐在員を募集する求人はほぼゼロに等しいです。というのも、海外駐在員はコストが高すぎるので、日本で育ててきた生え抜きの仕事の分かっている社員を送るケースが多いからです。
また、駐在員のデメリットとしてどこかのタイミングで日本へ帰国する辞令が出る可能性があります。せっかく海外で働けるということで海外転職したにも関わらず事業の方向性によっては日本へ戻るという可能性もあります。ですので、海外に移住したり家を買ったり、家族を持ったりしようとしている人には向いていません。
【現地採用のメリット・デメリット】
- 給与が現地相場になるので低い
- 日本の手厚い福利厚生が少ない
- 国によってはステータスが低い
- ずっと海外で働ける
- 比較的気楽に働ける
現地採用は転職が決まった段階から海外で働け、現地法人での採用となるので日本への帰任も基本的にありません。アジアなどの国によっては駐在員よりステータスが低く見られることがあります。ただ、シンガポールや欧米などの先進国では駐在員と給与や待遇がほぼ変わらない国もあります(その代わり求人はほぼありませんが)。
また、現地採用で実力が認められてその会社に必要な存在となれば、本社採用と言って日本の本社への採用へ切り替わる可能性もあります。逆に、駐在員から日本に帰りたくないという理由から現地採用に切り替える人もいます。
海外転職と言った場合、現地採用での雇用がほとんどのケースになりますのでご留意を。また、海外現地で設立された会社や外資系の会社であれば働く人全員が現地採用となります。
4. 自己分析をして転職の軸を確認
エージェントに登録する前に自己分析をある程度しましょう。エージェントに登録して、コンサルタントに相談すると必ず、「転職で何を実現したいか」「将来何がしたいか」「仕事探しで何を重視するか」という質問がされます。
そのときに自身の転職活動の軸が定まっていないと、転職コンサルタントはどんな求人を紹介すべきか分からないので、ミスコミュニュケーションが発生してしまいお互いにとって時間の無駄になります。
エージェントに登録する前に自身について見つめなおし、どういったキャリアを積みたいかを整理しておいて下さい。個人的には紙に書いて頭の中を整理することをおすすめします。
5. 履歴書、職務経歴書、英文レジュメを準備
海外の転職活動で特有なのが、英文レジュメが求められることがあることです。
理由としては、採用プロセスに現地の国の人事が介入して、書類スクリーニングまたは面接する場合があるからです。ただ、英文レジュメが必要とならないケースも多々あるので、必要に迫られた段階で準備するのもありです。
履歴書:履歴を一定の書式で書いた書類
職務経歴書(職歴書):当人が過去に従事した職務・職業上の地位、および当該職務の具体的内容を、当人の職歴として時系列的(編年体)またはキャリア(経験)、プロジェクトタイプなどをベースに記載した書面のことで、第三者に提示するために使用され、時として履歴書とともに(履歴書の補完的に)使用される。
英文レジュメ:英語で書かれた履歴書(但し、職歴書に書かれている概要も少し書くと良い)
6. 海外転職の選考プロセスを理解
海外の現地に既に住んでいる人はいいのですが、日本国内から海外に就職しようと考えている人の場合、一次面接はMicrosoft Teams、Zoom、スカイプなどオンラインで面接することが多いです。セキュリティ上オンラインツールが使えない会社では、他のビデオ通話システムや独自のテレビ会議システムを使用する場合もまれにあります。
一次面接が終わったら最終面接は対面で行われるケースがほとんどです。渡航費は残念ながら求職者負担になってしまうので、転職活動する前に航空券代や1~2週間分の滞在費用は用意しておきましょう。
7. 英語力を強化
海外で働く以上、最低限のレベルの英語力は必須になります。英語力は書類選考で一番最初にスクリーニングでふるい落とされる分かりやすい一つのスキルになりますから、転職活動をしながらも時間を許す限り英語を勉強しておくのが良いです。
現地エージェントの面談で独自の英語テストを行っていたいたり、企業によっては英語面接をする場合があります。昔は話せたけどしばらく英語を使っていなかった人なんかも、英語力を取り戻すために英会話を勉強しておくと良いです。
アメリカ転職するのに登録すべき転職エージェント・求人サイト3選
多くの転職エージェントと求人サイトをリストアップしましたが、バランスを考えて海外転職マニアである私の経験から、アメリカ転職で登録すべき厳選3社を紹介します。
アメリカのおすすめ求人サイト2社
転職サイトなのでコンサルタントと話す手間が省けたり、どんな求人があるかチラッと見てみたい人や、自分に合った求人をスカウトされたいという方(サイトへの登録必須)向けです。
まず転職する人の8割が登録している総合型のリクナビNEXTに登録しましょう。求人数が多いのでどんな求人があるかや、サイトへ登録して長期的にスカウトを待つのにも良いと思います。業界最大手のリクルートが運営する日本最大の求人サイトなので、漏れなく求人をチェックできます。
次に、高価格帯のポジションやアメリカ駐在案件を狙いたいハイクラス人材や管理職レベルの方々はビズリーチに登録するのが良いでしょう。履歴書をアップロードすることで、ヘッドハンターから声が掛かります。
アメリカのおすすめ転職エージェント2社
転職エージェントなので、コンサルタントの担当があなたにつきます。幅広く転職の相談をプロのコンサルタントとし、アドバイスをもらいたい人向けです。
転職サイトと違ってネットにはない非公開求人を持っていることも転職エージェントに登録するメリットの1つです。
- JACリクルートメント
- リクルートエージェント
まず、特におすすめなのがJACリクルートメント。なぜなら、日本のJACに登録することで東京の神保町にある海外就職を専門に扱うジャパンデスクから、世界中の求人の可能性を探ってくれるからです。
日本にある法人なので日本に住みながらアメリカへ出張ベースで働くリクエストや駐在案件のリクエストもできそうです。
海外の現地法人も世界中のほとんどを網羅しており、特に欧米など他エージェントが拠点を持たない場所もカバーしています。
おまけですが、JAC+αとして登録するならリクルートエージェント。業界最大手の会社なので求人数やコンサルタントのレベルも期待できそうです。非公開求人の網羅性を担保するために併用して登録するのはありです。
リクルートは総合型、JACはグローバル・ハイクラス向けになります。
上記3つをおすすめしましたが、大事なのはアメリカ転職の情報の網を広げて複数のサイトに登録することです。また、登録しないと非公開の求人や、スカウトがかからないので注意しましょう。
できるだけ広い求人を網羅し、最適なコンサルタントからアドバイスをもらうのが転職活動を失敗しない秘訣だと思います。
どこのサイトも会社も5分くらいで無料でサクッと登録できるので、すぐに第一歩を踏み出しましょう!