世界の経済大国である中国。
アメリカとの二強時代に突入にするため、中国で働く日本人はこれから確実に増えていきます。
そんな時代の流れを感じ取り、早くに中国で働こうと考えている人に対して、海外で数々の転職を繰り返した海外転職マニアの私が中国で転職・就職する人のためにおすすめの転職エージェント(人材紹介会社)を全て一覧にして比較してしまおうと思います。
アメリカに次ぎ世界で二番目に在留邦人数が多い中国なので、あなたが働くチャンスも多いはず。
この記事を精読してあなたに合う転職エージェントを見つけましょう。
※本記事にはPRが含まれます
リクルート・中国法人
日本No1、アジアNo1の規模を誇るリクルート。海外では、RGF(リクルートグローバルファミリー)というブランドで展開しています。
中国には早くから進出しており、求人・求職者の扱う数は多い。
上海が本社で、蘇州、北京、天津、大連、広州、深圳など7つも拠点を持っている。拠点の数は最多で、どこの地域で働きたい場合でも大体の主要なエリアはカバーしているので、リクルートのタイ法人に登録しておけば、中国で働けるチャンスは多いだろう。
中国国内拠点のネットワーク重視ならRGF Chinaですね。
日本勤務で駐在案件や日本から中国へ出張する案件を探している人は、リクナビNEXTへ登録しましょう。
ウェブサイト:リクルート・中国法人
住所(上海):上海市淮海中路98号 金鐘広場5階0525室
住所(蘇州):蘇州市工業園区蘇州大道西1号 世紀金融大厦1615室
住所(北京):北京市朝陽区東三環中路39号建外SOHO,A座902室
住所(天津):天津市和平区南京路189号 津汇広場一号楼1106单元
住所(大連):大连市高新技术产业园区黄浦路537号(七贤路) 泰德大厦 811室
住所(広州):广州市天河区林和西路161号 中泰国际广场A塔1309室
住所(深圳):深圳市罗湖区嘉宾路2018号 深华商业大厦 2507室
JAC リクルートメント・中国
アジアで最大級のネットワークを持つ人材紹介会社のひとつであるJACリクルートメント!海外で転職活動したことがない人は聞いたことがない人もいるかもしれませんが、海外では非常に存在感のあるエージェントです。
東京証券取引所にも上場していて、人材紹介専業の会社としては上場企業の中で日本国内一の売上を誇っています。
実は僕はJACリクルートメントにも転職相談しに行ったことがあるのですが、ハイクラスの転職にも強みを持っているためか、スーツをバシッと着たコンサルタントが紳士的に海外転職のアドバイスをくれました。
JACの特徴を説明しておくと、
- 外資系に強い
- 海外転職に強い
- ハイクラス転職に強い
ということです。
他にも両面営業をしているのが大きな特徴です。
両面営業とは、求職者担当と企業担当を1人でこなすことです。分業ではないので、転職エージェント内での伝達ミスや遅れが発生しにくいんですね。メリット・デメリットありますが、対応のスピードや質を優先するならJACですね。
日本にいる人は日本のJAC Recruitmentへ登録するのもありです。私も利用したことがありますが、海外就職を専門に扱うジャパンデスクが東京の神保町にある(支店は全国にあります)ので、そこで一括してキャリアの相談をして世界の各拠点へ繋いでくれます。登録は5分ほどで終わり、全て無料です。
ウェブサイト:JAC リクルートメント・中国
住所(上海):上海市静安区北京西路1701号静安中华大厦 1508室
住所(広州):广州市天河区天河北路233号中信广场1406室
パソナ中国
中国で一番歴史のある日系人材紹介会社がパソナ中国。
1997年から中国にて人材紹介サービスを展開しており、経験豊富なコンサルタントが中国での転職活動をサポートしてくれる。
中国では、上海、広州、深圳にオフィスがある。上海には、浦東オフィス/アウトソーシングセンターもあるので、人材紹介を行う浦西オフィスと間違わないように注意ですね。
中国法人の歴史の長さで選ぶならパソナ中国!
ウェブサイト:パソナ中国
住所(上海):上海市准海中路222号力宝広場910室
住所(広州):広州市天河北路233号中信広場写字楼3009室
住所(深圳):深圳市羅湖区人民南路2008号嘉里中心25楼2513、2515
インテリジェンス中国(英創人材)
リクルート・中国法人(RGF China)に次いで拠点数が多いのがインテリジェンス中国。下記の5拠点を中国国内に構えております。
1996年に設立され、総合人材サービス企業としてこれまで5,000社以上のお客様に対して人材採用・人事コンサルティングのサービスを提供。
ウェブサイト:インテリジェンス中国(英創人材)
住所(上海):上海市淮海中路999号上海環貿広場2期1201室
住所(蘇州):江苏省苏州工业园区苏州大道西9号兆润财富中心西塔20楼2002-2003室
住所(北京):中国北京市朝陽区建国門外大街2号銀泰中心大厦C座3003室
住所(広州):広州市天河区天河路230号万菱国際中心4002-4004室
住所(深圳):深セン市羅湖区和平路3001号鴻隆世紀広場B座10E
REERACOEN Shanghai(互人森(上海)投资管理有限公司)
ネオキャリアグループの海外ブランドREERACOENの上海拠点。株式会社ネオキャリアは、2000年創業の新しい人材紹介会社。設立されたばかりの会社とあってかガツガツした印象がある。
ただ、中国では出遅れた感があり、中国のマーケットでは他のエージェントに比べてまだまだといった印象だ。
ウェブサイト:REERACOEN Shanghai(互人森(上海)投资管理有限公司)
住所(上海):上海市黄浦区北京西路1号新金橋広場3F F、G座
ヒューマンリソシア(上海修曼有限公司)
ヒューマンリソシア・中国法人は、2003年7月にヒューマンホールディングスと上海経営者人材有限公司との共同出資により設立された会社である。
人材紹介やヘッドハンティング、人事コンサルなど様々なサービスを提供している。
ウェブサイト:ヒューマンリソシア(上海修曼有限公司)
住所(上海):上海市静安区北京西路1465号国立大厦1406室
その他エージェント
これまで大手の転職エージェントを紹介しましたが、大小合わせるとまだまだ転職エージェントはあります。
- 上海霓索(NISSO)人力資源服務有限公司
- リード・エス人材紹介
- Shanghai BrightWay Consulting Co., Ltd.(上海智生道人材諮詢有限公司)
- ブルーネット(中国華南地域でトップの人材紹介実績を誇るブルーネット)
- Jungle上海強格楽管理諮詢有限公司
海外転職前に絶対に確認すべき7ステップ!
海外転職のプロである私が、海外転職に失敗しないために7個のステップについて順を追って説明します。事前準備やエージェントに登録する前に知っておきたい知識を教えます。目次だけ説明すると以下のような流れ。
- 複数のエージェントもしくは求人サイトへ登録
- 海外現地の給与相場を把握
- 海外駐在員と現地採用の雇用形態の違いを理解
- 自己分析をして転職の軸を確認
- 履歴書、職務経歴書、英文レジュメを準備
- 海外転職の選考プロセスを理解
- 英語力を強化
1. 複数のエージェントもしくは求人サイトへ登録
上記でエージェントを紹介しましたが、必ずいくつかのエージェントに登録しましょう。というのも、エージェントによって扱っている求人が違います。網羅性を確保するためにも複数のエージェントに登録することを推奨します。
とはいえ、あまりにも多いと沢山のコンサルタントから連絡がきたり、自身で情報が管理できなくなるので2~3個のエージェントもしくは求人サイトに登録することをおすすめします。
2. 海外現地の給与相場を把握
海外となると物価が異なってくるので給与水準も変わってきます。例えば日本より物価の低い東南アジアの新興国に転職しようと思うと当然あなたの年収は下がります。一方、物価の高いアメリカやシンガポールであれば日本での同程度の年収もしくはそれ以上の給与を確保することができます。
国ごとにそれぞれ給与相場があるので、いくつかの実際の求人を比較して給与相場というものを把握しましょう。いざ内定のオファーが出たときにそのオファー額が高いのか低いのか分からなくなるという事態を避けるようにして下さい。
実際の求人を比較する方法以外にはコンサルタントに相場感を聞くというのもありです。
3. 海外駐在員と現地採用の雇用形態の違いを理解
海外で働くと一口に言っても2つの雇用形態があります。駐在員と現地採用は、それぞれメリット・デメリットがあるのでしっかり理解しましょう。
まず大きく違うのが、海外駐在員は日本の会社に所属。一方、現地採用は現地の法人に所属となります。
【海外駐在員のメリット・デメリット】
- 日本本社所属となるので、給与が高い
- 福利厚生も良い
- 海外旅行保険が適用される場合が多い
- いずれ日本へ帰国する辞令が出る
- 但し、案件数はほぼゼロに等しい
海外駐在員は誰もが憧れるポジションとなりますが、結論から言うと海外駐在員で募集する求人はゼロです。というのも、海外駐在員はコストが高すぎるので、日本で育ててきた仕事の分かっている社員を送るケースが多いからです。
また、駐在員のデメリットとしてどこかのタイミングで日本へ帰国する辞令が出る可能性があります。せっかく海外で働けるということで海外転職したにも関わらず事業の方向性によっては日本へ戻るという可能性もあります。ですので、海外に移住したり家を買ったり、家族を持ったりしようとしている人には向いていません。
【現地採用のメリット・デメリット】
- 給与が現地相場になるので低い
- 日本の手厚い福利厚生が少ない
- 国によってはステータスが低い
- ずっと海外で働ける
- 比較的気楽に働ける
現地採用は転職が決まった段階から海外で働け、現地法人での採用となるので日本への帰任も基本的にありません。アジアなどの国によっては駐在員よりステータスが低く見られることがあります。ただ、シンガポールやアメリカなどの先進国では駐在員と給与や待遇がほぼ変わらない国もあります。
また、現地採用で実力が認められてその会社に必要な存在となれば、本社採用と言って日本の本社への採用へ切り替わる可能性もあります。逆に、駐在員から日本に帰りたくないという理由から現地採用に切り替える人もいます。
アジアで海外転職と言った場合、現地採用での雇用がほとんどのケースになりますのでご留意を。また、海外現地で設立された会社や外資系の会社であれば働く人全員が現地採用となります。
4. 自己分析をして転職の軸を確認
エージェントに登録する前に自己分析をある程度しましょう。エージェントに登録して、コンサルタントに相談すると必ず、「転職で何を実現したいか」「将来何がしたいか」「仕事探しで何を重視するか」という質問がされます。
そのときに自身の転職活動の軸が定まっていないと、転職コンサルタントはどんな求人を紹介すべきか分からないので、ミスコミュニュケーションが発生してしまいお互いにとって時間の無駄になります。
エージェントに登録する前に自身について見つめなおし、どういったキャリアを積みたいかを整理しておいて下さい。個人的には紙に書いて頭の中を整理することをおすすめします。
5. 履歴書、職務経歴書、英文レジュメを準備
海外の転職活動で特有なのが、英文レジュメが求められることがあることです。
理由としては、採用プロセスに現地の国の人事が介入して、書類スクリーニングまたは面接する場合があるからです。ただ、英文レジュメが必要とならないケースも多々あるので、必要に迫られた段階で準備するのもありです。
履歴書:履歴を一定の書式で書いた書類
職務経歴書(職歴書):当人が過去に従事した職務・職業上の地位、および当該職務の具体的内容を、当人の職歴として時系列的(編年体)またはキャリア(経験)、プロジェクトタイプなどをベースに記載した書面のことで、第三者に提示するために使用され、時として履歴書とともに(履歴書の補完的に)使用される。
英文レジュメ:英語で書かれた履歴書(但し、職歴書に書かれている概要も少し書くと良い)
6. 海外転職の選考プロセスを理解
海外の現地に既に住んでいる人はいいのですが、日本国内から海外に就職しようと考えている人の場合、一次面接はスカイプで面接することが多いです。セキュリティ上スカイプが使えない会社では、他のビデオ通話システムやテレビ会議システムを使用する場合もまれにあります。
一次面接が終わったら最終面接は対面で行われるケースがほとんどです。渡航費は残念ながら求職者負担になってしまうので、転職活動する前に航空券代や1~2週間分の滞在費用は用意しておきましょう。
7. 英語力を強化
海外で働く以上、最低限のレベルの英語力は必須になります。英語力は書類選考で一番最初にスクリーニングでふるい落とされる分かりやすい一つのスキルになりますから、転職活動をしながらも時間を許す限り英語を勉強しておくのが良いです。
現地エージェントの面談でも独自の英語テストを行っていたいたり、企業によっては英語面接も少しする場合があります。昔は話せたけどしばらく英語を使っていなかった人なんかも、英語力を取り戻すために英会話を勉強しておくと良いです。
まとめ
おすすめエージェントから海外転職前の7ステップについて紹介しましたが、役に立ちましたでしょうか?
本サイトはあなたの海外での転職を応援します!まずは、おすすめしたエージェントを2~3個登録するところから始めましょう。
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