BIZ REACH(ビズリーチ)の企業理念が熱い!社員の求心力を高めるクレドに感動。これが成功の秘訣か?

2009年に人材業界に震撼を与えたビズリーチ。

ハイクラス層に特化し、これまでヘッドハンターだけが持っていた求人を登録者に公開する機会を与え、急激にシェアを伸ばした企業だ。

利用者に課金させるという新しいビジネスモデルもこれまでに人材業界になかった発想だ。

そんな急成長を遂げるビズリーチの社員の求心力となっている企業理念について迫りたい。

※本記事にはPRが含まれます

企業理念の概要

ビズリーチの企業理念は、1つのミッションと、3つのバリュー、6つのクレドからなる。

クレドは、日本人には耳慣れない言葉だと思うので、以下のように補足説明しておきたい。

クレドとは宗教の信仰宣言で使われる用語であり、ラテン語で約束や信条という意味を持ちます。ビジネス上では企業が掲げる行動指針(行動規範)や価値観として定義され、企業の経済活動においての意思決定や行動の基準または経営理念として扱われます。

参考:Biz Hint

もっと詳しく企業理念やミッションとの違いを知りたい人は以下ご確認ください。

クレドはビジネス上では経営理念や行動指針という言葉に言い換えられます。同時に企業理念やミッションと混同され、間違った使い方をされることもあります。経営理念、行動指針、企業理念、ミッションの違いをご説明いたします。

経営理念とは、経営を行なう上での根幹とされる考え方を指します。これには企業に属する経営者や従業員全てに適用される考え方です。一方で企業理念とは、その企業が存在する意義や価値、目的などを指し、企業単位で大切にする考え方を指します。前者は個人ひとり一人が持つべき根本的な考え方であり、後者は企業単位での考え方と定義することができます。

同じようにクレドの言い換えとして使用される行動指針とミッションも同じような説明ができます。

行動指針とは、どのように考え行動するかの基となる基準と定義できます。一方で、ミッションとは、企業が経済活動を行なう上で、企業や従業員が果たすべき社会的使命、または共有されている価値観を指します。前者は考え方や行動に対しての意思決定を行なう上での基準を指しており、後者は具体的な目標や価値を指しているといえます。広義の意味では、経営理念とミッションは同一とされることもあります。

最近では、より具体的・明文化されたミッションや経営理念をミッションステートメントと定義され、活用されています。

参考:Biz Hint

ビズリーチのミッション

インターネットの力で、
世の中の選択肢と可能性を広げていく
インターネット企業であること、それが私たちのDNAです。
そして、私たちの時代の産業革命ともいえるこのインターネットの力を活用して、世の中に大きなインパクトを与えていくこと。
それが私たちの存在意義です。

今まで見えなかった選択肢と可能性を可視化し、それを必要としている世界中の人々にあまねく提供することで、未来の可能性を広げていく。
そして、日々の生活が楽しく元気に、また今より便利で快適になるような心くすぐるサービスを提供していく。
この国境なき価値の創造に、私たちはチャレンジしていきます。

参考:Biz Reach

驚くべきなのが、ビズリーチは自身の企業を人材企業と定義していないことである。

ビズリーチは自分たちの企業をインターネット企業と定義しているのだ。

確かにこれからの人材業界は、古いタイプのマッチングは淘汰されていき、Indeedなどの求人検索やAIによる自動マッチングが主流になっていくことを考えると自然な流れである。

ビズリーチのバリュー

Work Hard, Play SUPER Hard
仕事も遊びも一切手を抜かず、何事にも全力でやりきるのがビズリーチ流。
どんなことでもエンターテイメントに変えて、目の前のことを、一生懸命楽しもう。
そして何よりも、仲間と力を合わせて、世の中をもっともっと面白くしていこう。

価値あることを、正しくやろう
一度きりの人生、せっかく何かに取り組むなら、常に誰にでも胸を張って伝えられるような仕事をしよう。
お客様、株主、社内外の仲間、家族、そして自分。
仕事に関わるすべての人が幸せになる事業を創ろう。
本質的に価値あることを追い求め、道の真ん中を堂々と突き進もう。

全員が創業メンバー
事業創りは全員が主役。
ゼロから何かを創り出すことは苦楽の連続であり、どんな困難も乗り越えて前進しなくてはならない。
経営者視点を常に持ち、自分たちの業界や事業をどのようにしたいかを必死に考え、全力で実行に移していくこと。
これこそが創業者の仕事である。仲間と一緒に未来を描き、一緒に走り続けよう。

参考:Biz Reach

Work hard, play hardはアメリカの多くのスタートアップが取り入れるバリューだが、ビズリーチの場合、SUPERが付いているところがおもしろい。しかも、Work hardにSUPERが付かずplay=遊ぶというところにSUPERを付けている。

遊びのように仕事をする人もいると思うし、遊びも全力で取り組むことで、仕事に良い影響をもたらす場合もある。つまり、全力で人生を生きるエネルギッシュな人を求めているのだ。

2つ目は「価値あることを、正しくやろう」ということで、自分が自信を持ってその仕事をしていることを言えるような仕事をしようということだと思う。後ろめたい仕事なんてしたくないですよね。胸張って、「俺は●●という理由で、この仕事に誇りを持って取り組んでいる」と言いたいですよね。

3つ目の全員が創業メンバーというのもおもしろいですね。スタートアップでは、立ち上がりフェーズの創業メンバーと拡大フェーズ、安定フェーズのメンバーと分けることがありますが、全員を創業メンバーとバリューの中で唄うのが凄い。

ある意味では、常に新しい事業を作り続けるという現れでもあると思う。

ビズリーチのクレド

できる理由から始めよう
どんなに難しいことも、できると思った瞬間にすべてが変わる。
自身の直感を信じ、世間の常識を疑い、たとえ誰もやらないことであっても果敢にチャレンジしよう。
物事の本質を見極め、自信をもって行動すれば、できる理由は必ず見つかる。
今、自分にできることを考えて、最初の一歩を踏み出そう。

逆算→突破→展開→仕組み化
目指すゴールを鮮明にイメージしよう。
そしてワクワクしよう。
たとえゴールがはるか遠くでも、そこまでの道のりを逆算して一つ一つのステップに分解していくこと。

そして自分が今、すべきことが見えてきたら、覚悟を決めて一点突破。
自らの成功パターンを仲間に共有し、力を合わせて速攻展開。
最後に仕組み化することで、永続的な価値となる。
このサイクルを超高速に繰り返しながら、事業も自分自身も、無限に成長していこう。

マッハGO!GO!
ベンチャー企業はスピードが命。
誰もが驚くような圧倒的なスピードを追求していこう。
走りながら考え、考えながら走り、どんどん改善を加えていくこと。
このプロセスを誰よりも早く繰り返していくことで、世の中の期待を超える最高のサービスが生まれる。
迷ったときはまずは行動、GO!GO!精神でいこう。

お客様の感動にコミットしよう
真のお客様が誰なのかを明確に定義し、お客様への価値提供を最大化しよう。
事業から生まれる売上は、提供した価値の大きさによって決まる。
お客様の期待に応えたその先に、私たちが追求する感動が存在する。
お客様の満足を超えたこの感動へのコミットこそが、仕事の醍醐味であり、プロフェッショナルとしてのゴールである。

巻き込み、巻き込まれよう
一人でできることには限界がある。
志を遠慮なく発信して、仲間をどんどん巻き込んでいこう。
仲間を巻き込むことで、想像もできないほどの大きな推進力が生まれ、求める価値へとつながっていく。
そして、力を必要とする仲間がいたならば、積極的に巻き込まれていこう。
柔軟に巻き込まれる仲間が大勢いれば、事業が次から次へと進化していく。
誰かの主体性に頼るのではなく、自ら巻き込み、自ら巻き込まれていこう。

最高の仲間と歴史を創ろう
自分らしく行動を起こし、仲間とともに社会や業界の歴史に刻まれるような仕事をしよう。
与えられた役割に限らず、会社創りに貢献できる方法はいくらでもある。
どうすれば自分がもっと会社や仲間の役に立てるかを考え、主体的に仕掛けていこう。
いつか振り返ったときに、みんなで肩を組みながら「あのときは最高に面白かったね」と笑いあえる、そんな日を夢見ながら。

もう読んでるだけで感動しそうになるクレド(信条、行動指針)ですね。

オリジナルで武骨な言葉がいいですね。他の大企業みたいに綺麗にまとまっていて、心に響かいない、記憶に残らないような企業理念なんかより数倍いいと思うし、共感できる。

社員のモチベーションを底上げするようなクレドでポップな感じが好きです。マッハGO!GO!とか大企業だったら中々行動指針にできない表現ですよね。

特にいいと思うのが「お客様の感動にコミットしよう」ですね。仕事っていうのはやっぱり、感動があると思うし、お客様に感動してもらったときに自身も感動する。感動っていうのは仕事の1つの醍醐味だと思います。

まとめ

ということで、いかにもスタートアップの企業理念らしい生々しさの残るいい言葉の数々でした。

こういう良いクレドってそこに勤めている人でなくても、それを自身の信条(クレド)にして働いてもいいと思います。

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