世界の定年年齢を調べてみた。思わぬ事実が?傾向と役職定年も調査!

人生100年時代と言われるように人間は100歳まで生きる時代がやってきました。

一方で、人間の労働はAIやロボットに置き換わられる現象が現実化しており、人々はどう生きていくべきなのでしょうか?

長く働くためには戦略的にキャリアを設計する必要があります。

海外の事例を知るためにまずは企業で定年となる年齢について見てみましょう。果たして日本の定年は長いのでしょうか?

国名定年年齢補足
日本60歳70歳定年は努力義務、2025年4月まで定年年齢は65歳
アメリカ65-67歳1937年前生まれは65歳、1960年生まれ以降は67歳
中国50-60歳男性は60歳、女性は50歳、女性の公務員は55歳
タイ55-60歳55歳が多いが、最近では60歳とする企業も増加
ベトナム55-60歳2028歳まで男性は62歳、2035年まで女性は60歳
インドネシア58歳2043年まで65歳
インド60-65歳
シンガポール62-65歳2030年までに65歳、再雇用年齢が70歳に
韓国60歳従業員が300人以上の会社は60歳、2017年から全企業
イギリス66歳2028年までに67歳、2037年までに68歳

各国の定年の年齢をみていくと、発展中の比較的人口が若い国で55歳から始まり、成熟した老齢化した国だと60歳以上になっています。

どの国でも共通して言えるのは、定年年齢は徐々に引き上げられているということ。

また、男女や公務員かどうかで定年年齢が違うこともありますね。

日本には役職定年というのもあります

日本人は役職定年という制度もあります。一般的に役定(やくてい)と呼ばれます。

  • 役職定年とは、定年前にある年齢に達したことなどを理由に部長や課長などといった役職から外れる制度
  • 部長級、課長級の役職定年年齢は、55歳と設定している企業の割合が最も高く、次に高いのが57歳
  • 制度の背景は勤続年数の多い管理職をそのまま残すのは莫大なコストのため(役職定年で年収は下がる)

人生100年と考えると定年後も残り半分くらいですから、戦略的にキャリアを考えないといけないと思います。

健康でいることも大事ですね。