JACリクルートメント2022年第二四半期決算を簡単解説!国内人材紹介は過去最高売上!海外事業や今後の戦略は?

人材紹介専業の上場企業では国内大手の1つに入るJACリクルートメント(ジェイエイシー)。

コロナも落ち着いたのも束の間、ロシア・ウクライナ情勢により世界の不安が高まる中、2022年四半期はどういった売上業績となったのか?

また、今後の世界戦略についても触れていたので、決算説明会資料を大解剖しちゃいました。そこには驚きの結果が!

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まず、売上高と当期純利益についてですが、なんとどちらも過去最高を再び更新したようです。

これについてコメントすると、実は日本の人材業界そのものが活況を呈しており、多くの人材紹介会社も過去最高を記録しているのです。

日本では終身雇用が崩壊し、転職が一般化しているマーケットなので、人材の流動性が高まっています。JACのような大手企業のみならず、個人事業主やプチ起業したような人材ビジネスも増えているようです。

大きな設備投資も要らず、データベースはビズリーチなどで解放されているので当然といえば当然です。

セグメント別にみると、主力の国内人材紹介事業が1番の売上を作っています。

損益についてみると、海外事業と国内求人広告事業は昨年の第二四半期は赤字だったので、黒字化できたようです。

どちらのセグメントも2021年通期でも赤字でした。海外事業は日本マーケットの活況とは関係なく、世界中の競合と競争しなければいけないので簡単にはいかないのでしょう。

国内求人広告事業もうまくいっていないということは、企業の広告への投資が減っていたり、ダイレクトリクルーティングが一般化しているのかもしれません。

コンサルタントの増員を見ると、国内のコンサルタント数は増やし、海外のコンサルタント数は微減のようです。

それにしても1,000人近いコンサルタントがおり、日本の人材マーケットの大きさが伺えます。

戦略と注力領域については、コンサルタントおよびマネジメントの増員X教育、BPR(業務効率化)、デジタル領域への注力という4本柱になっています。

各事業セグメントの概要で言うと、国内人材紹介会社はコロナから1年経った辺りからの2021年春から市況は回復しているようです。ロシア・ウクライナ情勢のえ今日はほとんどなし。

海外事業は、シンガポール、マレーシア、イギリス、ドイツなどが黒字化したようです。裏を返せばそれ以外の国はまだ赤字のようです。特に中国と香港は経営が厳しいようです。

国内求人広告は、前課金型から成功報酬商品に移行。

投資に興味がある人向けに株式の配当を見ると、一株当たりの配当金は2022年は75円を目指しているようです。

Yahoo!ファイナンスを2022年9月時点で見ると、1株2,086円で100株単位で株が売られているようです。

なので、208,600円から株を買うことができて、100株持っていると年間7,500円の配当を受け取ることができます。配当利回りは3.6%とのことです。

過去と比較すると配当金は右肩上がりに伸びているようです。

JACの決算紹介は以上です。

転職も一般化している時代なので、海外勤務、海外駐在、海外出張、外資系勤務などのキーワードにピンときたらJACリクルートメントを利用するのもいいかもしれませんね。